からあげ

ほらそのあのなんていうか

学校を休んだ話

忘れかけてた遠い記憶

この歌が流れてきたのが、いつだったかきっちりと思い出だせない。
ただ、何曜日かのオールナイトニッポン2部で流れた曲であることは覚えている。

当時私は生粋のラジオ子であり、へたれサブカルチャー子であった。
サブカルチャーというと失礼にあたるけど、筋肉少女帯 が大好きで、その事で私と話が合う人はクラスに1人もいなかった。
それは他とはちょっと違う私を演じていたのかもしれない。
その事を深く掘り下げると、穴を掘ってそこに飛び込み大声を出して死にたくなるのでやめようと思う。


そんなちょっと違う私は、この音楽を初めて聞いた瞬間に涙を流してしまう。
涙が出たから素晴らしい。
それがそうではない事はわかっているけど、当時の私には十分であったし、音楽を聞いて涙を流すというのは大きなのっぽの古時計以来だった。

Googleがなかった時代、私は次の日学校を休んでいた。
ニッポン放送に電話を掛け、その音楽とアーティスト情報を教えてもらう。

f:id:karaagejuice:20190424070052p:plain
アーティスト名はJUDY&MARY
曲名はBLUE TEARS
デビューアルバムがまもなく出ることを知る。
そのまま街の小さなCD屋に行き、予約している私がいた。


あんなにオーケンオーケンと布教していたのに、気付けばJUDY&MARYを布教している。
周りは変わり身の速さと、またマイナーなバンドを追っかけてと笑っていたけどJUDY&MARYはそうではなかった。
気付けはあっという間にメジャーになっていた。
それはちょっと寂しかったけど、とても嬉しく誇らしかった。

私は、あの日学校を休んだ私を誉めてあげたい。
あの日があったから、こうしてブログに書けるネタがあるのだと。