去年の10月、ジョギングで21kmを走りました。
その時のタイムは、GPS計測で2時間2秒でした。
この時1時間30分だったとしても、気持ちは同じだったでしょう。
ジョギングでは信号待ち等で、一定のスピードでは走れないですし、何より第三者による正式なタイムではありません。
正式にハーフマラソンを走りたい。
正式なタイムを知りたい。
2時間を切りたい。
そういった気持ちが、レースへの参加を決意させました。
マラソン大会は、このコロナ禍において多くが中止になっています。
そんな中でも、感染予防に配意して定期的に開催してくれるところもあります。
ありがたいことです。
エントリー費用は3,000円
これが安いかどうかはわかりませんが、タイム計測がついてこの値段は個人的にはお手頃な価格です。
あとで知りますが、スタッフも大勢いて給水所もある。
やっぱり安いんじゃないかな。
練習は、キロ6分前後で10~15kmをジョグと、たまにインターバルを取り入れたりしていました。
ジョギングも去年から始めたのもあり、大会では2時間を切ることを目標にしました。
本番2、3週間前あたりからレースのことばかり考えるようになります。
練習方法も色々検索したりして、体重にも気を付けるように。
ただ、練習方法にあった「レースと同程度の距離を走る」というのはやりませんでした。
レース本番の時に2時間を切りたい。その思いが強かったからです。
いよいよレース前日となったのですが、天気予報はあいにくの雨。
中止かな?とも思ったのですが、皆さん雨でも走るみたいで雨レース時の格好なんていうのも検索すると出てきます。
ポンチョを買ったりして雨対応の準備もしましたが、神風が吹いて雨雲が去ってくれないかとずっと願っていました。
願いむなしく当日の朝は、どしゃ降りでした。
しかし、運営サイトを見ると中止ではありません。
止めようかな。
そうも思いましたが、雨がやんだ時に後悔しそうでしたし、次にタイミングが合うとも限りません。
いつ中止のアナウンスが流れるのかも知れないと、何度も更新しながら会場に向かいます。
会場近くの駅について、参加者が私だけだったらという心配は多くのランナーを見ることで杞憂に終わりました。
雨も小雨になり、多くのランナーが集合場所に集まっています。
やっぱり雨でも皆走るんだ。
そんな思いと私も負けてられない。と、レースに向けて気持ちが高ぶっていきます。
2時間を切るには5分40秒のペースで走れば達成出来ます。
調子良ければ5分前後で走っている私には問題ないはずです。
無理せず無理せず。
スタートラインに並ぶ前はそう思っていました。
いざ並ぶと一気に緊張します。
カウントダウンが始まり時計を確認すると、走ってもいないのに脈拍は100をカウントしていました。
そして先ほどの考えは頭から消えていました。
気付けは4分台のハイペース
腕時計のGPSが狂ってるのかな。と思ったのですがどうも違います。
なんか調子が良いです。
雨で気温が低いせいでしょうか。
雨風も強くなったりしたのですが気になりません。
たしかに苦しいのですが足が動きます。
このまま走り切れる自信があります。
途中までは、そう思っていました。
10km過ぎたあたりで、左太もも裏に違和感を感じます。
練習で痛くなったことがない横っ腹も痛いです。
そして、14km付近で足が動かなくなりました。
動いてはいるのですが、動かし方がわからない。
回らない。
ギアをあげようとすると、もつれて転びそうになる。
あんなに気にならなかった雨風も気になって仕方がありません。
心拍数は余裕があるのに走れない。
そんな状態に陥ってしまいました。
間違いなく、同程度の距離を走ってこなかったからだと思います。
レース本番で21kmを2時間切る。
この思いが強すぎたのが逆目に出ました。
残り3kmは、痛みも出てきて本当に辛かったです。
悔しいですが、最後500mで抜かしてくれた人には感謝しています。
あそこで必死で追い付こう追い抜こう。と思えたからこそ走りきれたしタイムが出たと思います。
正式タイムは1時間49分
目標タイムの2時間だけでなく、1時間50分を切ることが出来ました。
結果は良かったのですが、自分の力量不足を痛感したレースでした。
脚力不足しかありません。
こだわりを捨てて20kmの練習を積むべきでした。
全体で3分の2以下の順位です。
次はフルマラソンかな。なんて走る前は思っていたりもしたのですがそれは止めます。
リベンジします。
次こそハーフマラソンを最後まで走りきりたい。
もちろん満足感もあるんです。
でも、悔しい気持ちの方が大きいです。
あー本当に悔しい。
そしてまた走りたい。