からあげ

ほらそのあのなんていうか

2020年17才夏

今年の夏は走った。

今年も暑かった。
暑さに負けず走れたのは自慢していいと思うし、何より自信になった。
私はこの夏に勝ったといっても過言ではない。


今年は、シューズをはじめとして色々と新調した。
シューズによる効果を実感していないが、不調をシューズのせいに出来ないのは大きい。
ウエアも新調しているから見た目だって気にしない。
私は服を買いに行くための服を気にするタイプの人間なのだ。

買って良かったのは、心拍数を計れる時計だろう。
心拍数が、ここまで正直なものとは思わなかった。
ダイレクトに自分を確認しながら走れるのは続けていくうえで大きな助けになった。
スマートウォッチなので、ランニングアプリとも連携出来るし、後から経過を見れるのも良かった。
未来は私の左手に装着されている。


暑熱順化を今年も行った。
梅雨が長く、いつまでも長袖を着て走っていた。 
そのおかげで暑さに慣れ、汗もすぐにかくようになった。
梅雨明けから汗をどれだけかいたのだろう。

この汗をかくというのが、とてつもなく気持ちが良い。
走り終わって、膝に手をつきハァハァと息を整えているとアスファルトにボタボタと汗が垂れていく。
気温は高く青空の遠くに入道雲、私は走って汗をかいている。
青春でしょ。
夕立を避けるのはロッカールーム。


ニュースが伝える。
もう夏は終わったらしい。
凄く残念だ。
暑い中、もっともっと汗をかきたかった。
もっと青春をしたかった。

今年、ダイエットに成功したのは青春をしたからに違いない。
来年も私は青春をしたいと思う。

願わくば、この冬は太りませんように。