旨い肉が食べたい。
もちろん牛の肉
サシが入った和牛も良いけど、がっちりとした赤身のステーキが食べたい。
オージーよりもアメリカンプライムビーフ
厚めに切ってあって部位はもちろんサーロイン
表面はきっちりと焼いてあって、炭火で香ばしく仕上げてあって。
味付けはシンプルに塩コショウ
付け合わせはなくていいや。
肉が食べたい。
焼き方は、切ると程よくピンク色でジュワっと肉汁が出てくるそんな感じで。
温めなおしの石がついた熱々のステーキ皿にジュウジュウと音をたてているステーキ
もちろん紙エプロンは装着済み。
まずは贅沢に真ん中あたりを大きめにカット。
口の中にいれると、熱さでホッホッとなるんだけどすぐに肉の脂が塩コショウとやってくる。
脳にガツンと、にーーくーー!という旨さが電気信号でやってきて、気付けば両手のフォークとナイフはもう止まらない。
切って、口の中に運んで。
その度に、電気信号がにくっにくっ!と伝えてくる。
そろそろ飽きてくるかな。
ってところで醤油ベースのステーキソースをかけてみる。
また違うにーーくーー!という旨さがやってくる。
空になったステーキ皿を見て、そこで私はようやく理性を取り戻す。
口の周りの肉汁を拭きつつ、ゆっくりとアメリカンコーヒーを一口すする。
そんな肉を私は食べたい。