からあげ

ほらそのあのなんていうか

旧日光街道ジョギングひとり旅 ~踏破編~

旧日光街道ジョギングひとり旅 ~準備編~

日光街道ジョギングひとり旅スタートです。

1日目 日本橋-春日部
スタートが日本橋なので、出勤時間帯を避けるためにも早い時間からスタートしました。
空いている日本橋は走っていて気持ちが良いです。

スカイツリーそして浅草寺
浅草寺が有名ですが、実は浅草寺の菩薩様に関係した3名を祀っている浅草神社が敷地内にあります。
浅草神社例大祭三社祭というのはここからきています。
えっへん
そんなパワースポットで旅の安全を祈願して再出発です。

 

隅田川を渡り荒川を渡ります。

昔、この梅島にひとり暮らしをしてました。
街は大きく変わっていましたが、やはり懐かしい。
いっぱい貯金をした宇宙センターはなくなり、ビックリヤはアコレになってました。
もう下ろせない...

 

この先から埼玉県です。
旧なので、道は狭いです。

日光街道(4号線)は、もちろん大きいですが大半はこんな感じです。
4日間通じて言えるのですが、歩道がちゃんとあるところが多かったです。
ジョギングルートとしては申し分ないと思います。

この日の30km過ぎから足が痛くなったのですが、それ以上に暑さが厳しかったです。
こまめな水分補給と定期的なエイドを心がけていたのですが、フラフラになってしまいました。

1日目の目的地、春日部に到着です。

資料館に昔の春日部宿のジオラマがあるので寄ってみました。
こういうのいいよね。

1日目 42.32km
コースを間違えて戻ったり、途中の寄り道も記録を止めていませんので想定よりだいぶ長かったです。

 


2日目 春日部-小山
天気予報だと午後から雨とのことで早めに出発です。
良い天気なんですけどね。

 

一里塚も大半はこんな感じです。
でもこうして残す事が大切な気がします。

 


こうして昔からの石碑も残っています。
昔の人々もこの道を歩いていたのかと思うと走っていて楽しいです。

利根川です。
この先は、茨城県になります。

その昔は江戸防衛のため利根川には橋がなく渡しだけだったそうです。

茨城県に入ると、足が痛くてたまりませんでした。
雲はどんどん怪しくなるので、なんとか早く進みたいのですが足が痛くて痛くて。

 

ここから先が栃木県になります。
反対車線には茨城県の文字があるんですけどね。
そして、残念ながら雨が降ってきます。

足は痛いし、雨は強くなってくるし。
大半歩いてたような気がします。

小山宿に着いた頃には土砂降りでした。

2日目 45.71km
宿泊先に着いてから1時間後には更に豪雨なって、早めに出発して正解でした。
雷も聞こえとてもじゃないですが、走れる状況じゃなかったです。

 


3日目 小山-徳次郎
色々調べて、靴の中敷きを抜きました。
これでも痛いことは痛いのですが、なんとか走れるレベルになりました。
むくみと靴を新調したせいでしょう。
ゴアテックスは快適だったんですけどね。

 

スタートからあいにくの雨です。
レインウェアはゴアテックスじゃないのですが、そこまで蒸れは酷くありません。
ワークマン凄い。
ジョギングギアも色々あるのでオススメです。

 

3日目にして一里塚を初めて見ます。
2日目にもあったかもしれませんが、足の痛みと雨で見る余裕はありませんでした。

一里塚を見て、江戸時代の人々もこれを見て同じく日光に向かっていたのかな。
なんて思うと浪漫があり、走っていて楽しくなります。

 

この旅で、本陣と脇本陣を知ります。
日光街道を走っていると一里塚をはじめ色々勉強になります。

 

宇都宮ではお約束の餃子で昼食
走っているのでそんなに食べれません。
またゆっくり食べに来ようと思います。

 

宇都宮を過ぎてしばらくすると山が遠くに見えて来ました。
雨もあがり気持ちが良いです。
この旅も終わりが見えてきました。
ホッとするような。寂しいような。

3日目 48.49km
最長距離になります。
宇都宮で寄り道とかしてますがペースは最速です。

 

3日目の夕食です。
足は痛いですが、中敷きを抜いたおかげで走れるようになり気持ちに余裕が出てビールを解禁しました。
地ビールをオススメされたらねぇ。
とても美味しいビールでした。(撮り忘れ)

 


4日目 徳次郎-日光

いよいよ最終日です。
涼しい!
走りはじめれば、すぐに汗かくんですけど涼しい!

 

境石
書かれていることによると、ここから日光神領とのこと。
神領ってなんかくすぐられます。

そしてここから始まる杉並木
植栽は約400年前というのだから浪漫しかありません。

 

こうして車両通行止になっていて保護されている区域もいくつかあります。
維持は想像以上に大変だと思います。
200年前ぐらいの人も感動し、こうしていまだに感動出来ることに感謝しかありません。

 

宿泊先にコインランドリーがなかったので、休憩かねてコインランドリーに立ち寄りました。
大体、休憩中食べるのはソフトクリームやシェイクが多かったです。
いつもは罪悪感があるのですが、走っていると気兼ねなく食べれるのがいいです。
これは休憩先から見えた観覧車です。
乗りませんでした。

 

ずっと杉並木のど真ん中を走れるわけではありません。
大半は、杉並木の外側に作られた歩道を走ります。
こればかりはしょうがありません。

でもこうして走れる箇所もいくつかありますので、走っていて楽しいです。

車で来ても、停めて散策できるスポットもありますのでぜひ訪れてもらいたい。

東京だとこういうコースは24時間ランナーがいます。
嘘じゃないですよ。
真夜中の河川敷でもヘッドライトしながら走ってる人がいるんです。
それだけにこのコースを独り占めできる幸せ

その幸せな時間も終わりです。
4日目 31.0km
総距離 167.52km

長かったようなあっという間だったような時間ですがゴールになります。
足が痛くて辛い時もありましたが、日本橋から日光まで徒歩で行く。
そして江戸時代の人々も歩いていた道を歩いていく。
それは想像以上に楽しくて良い時間でした。

 

ここからはご褒美タイムです。
東照宮散策です。

 

小学生の時に来た修学旅行以来ですが、こんなに素晴らしかったなんて!
要所要所で解説が付くのも素晴らしいです。
ここに豊臣秀吉源頼朝もいたんですね。

細部へのこだわりが積み重なってひとつの形になる素晴らしさ
この良さが分からないなんてまだまだ子供だな。
小学生だった私に言ってやりたい。


大人になるとひとつひとつゆっくり見れるようになります。
本当に素晴らしい。
一生ここにいたいけど、私は現し世に生けるもの。
いつまでもいれません。

俗世界に戻った私はひとり晩餐です。

帰りは2時間かかりませんでした。
夢の3泊4日も気付けば一瞬
杜子春です。
ただ夢現の御伽噺でない証拠に、まだ足は痛い。

 

色々あった楽しい時間でした。
恵まれてますね。
こんな時間はもう取れないような気もします。

そんな時間を作り協力してくれた関係各位に、心から感謝して終わりにしたいと思います。